日経デジタルサミット
朝からホテルニューオータニへレッツゴー。横浜から永田町は1時間弱はかかる。座れる。本が読める。悪くない。車の運転をしていたら、生産的な活動ができない。社会の時間価値を高めるには、自動運転は不可欠。「最後は人」とか無責任なことは言わないように。
サミットでは、偉い人が偉いことを偉そうに話すスタイル。しかし、IBMワトソン研究所のFellow浅川さんの公演は良かった。全盲の彼女が作っているのはスーツケース型の案内補助装置。スーツケースの中に、バッテリー、冷却装置、センサー、CPU、通信装備がある。ユーザーに歩きながら、道を案内したり、危険を伝えてくれる。そんな装置をスーツケースに包み、あたかも移動している人のように見せるデザイン力には感服。
デザインには色んな意味がある。その活動をデザイン思考とも呼ぶ。デザイン思考には、多様性が不可欠だと、教科書には書いてある。その論拠も示されている。しかし、飲み込めていない自分がいた。
簡単な話だ、多様性とは、自分とは異なる人を経由して、知らない人の表情や振る舞いや動きや日常や景色や思考等を知るために必要だ。今回浅川さんを通して、全盲の方の生活の苦労を知ることが出来、そのスーツケースに共感を覚えた。
会社と家庭以外に居場所を作ることは大事だ。大学、SNS、ジムと自分には居場所がある。そこから、知らない人を通じて、新たな人のお困りごとを見つける。起業するには道筋を一つ見つけた。